鉄道茶論「湊線の歴史を語る会」の開催

期 日:平成25年11月16日(土)
    14時00分~17時00
場 所::ホテルニュー白亜紀
    茨城県ひたちなか市磯崎町4604(阿字ヶ浦駅徒歩10分)
参加者:26名
話題提供(敬称略)
 交通評論家            佐藤信之
 ひたちなか海浜鉄道危機管理室長  北見延久
 元ひたちなか海浜鉄道駅長     柏昭太郎

概要


鉄道茶論は、お茶を飲みながらアットホームな雰囲気で鉄道を語るという趣旨で開催するもので、第5回目となる今回は、ひたちなか海浜鉄道湊線が100周年を迎えることから、同線の歴史を話題としました。

ひたちなか海浜鉄道吉田千秋社長のあいさつの後、交通評論家佐藤信之氏が、湊線の免許から工事施工認可、開業に至る状況を、当時の鉄道古文書を示しながら解説を行いました。

続いて、ひたちなか海浜鉄道危機管理室長の北見延久氏より湊線と水戸とのつながりや夏季輸送や施設の近代化を進めてきたこと等について話をされました。

中でも国鉄真岡線からきたキハ112を国鉄色に変えようとした時には、当初茨城交通本社では反対があったこと、その反対を乗り越えていざ色を変えようとしたとき、色見本がJRにもなく、独自に写真や文献で研究して何回も試行錯誤しながら色合わせに成功したことが披露され、国鉄色復活の先駆者たる意気込みを改めて知りました。
続いて、親子二代にわたって湊線に奉職し、駅長を務めた柏昭太郎氏から話を伺いました。

氏は、湊線の歴史も詳しく調べられており、実務経験と合わせてお話しされました。夏季の海水客輸送では、実際に国鉄との連絡ダイヤの交渉をしており、その苦労話もお聞きすることができました。
会場には地元をはじめ、東京、神奈川、千葉、遠くは兵庫県から26名の方が集まり、過去に思いをはせると共に、新たな100年に向けての展望を語らう会となりました。


当日の配布資料は、こちらから。

ポスター

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